
【第5回】 フジスタッフ営業企画部 刈谷美雪
皆様、こんにちは!そして初めまして!
私は先天性の聴覚しょうがい者です。生後7ヶ月の頃、母が私の名前を呼んでも振り向かない事に疑問を感じ、何度も何度も私の名前を呼びました。けれども私は振り向きませんでした。まさか…と思った母はすぐさま大きな病院へ私を連れて行きました。
「聴覚にしょうがいがある。」
母にとって残酷な宣告だったことでしょう。
私は今まで母に「どうして私は聞こえないの?」と不満を言った事がありません。確かに不便はあり、普通の子と違うなど悔しい思いを味わいましたが、聴覚しょうがい者としての「誇り」があるからこそ不満はありませんでした。「母としての気持ち」を私は現在6歳の娘(小学1年)、4歳の娘(年少)、2歳9ヶ月の息子を持った今はよく分かります。私の夫も耳が聞こえません。初めての妊娠の時は、不安・心配でいっぱいでした。聞こえない私たちにちゃんと子育てが出来るだろうか…。そんな私たちに授かった3人の子供たちは全員元気に生まれ、耳が聞こえる健常者でした。
生まれたばかりの赤ちゃんは、3時間おきに泣きます。聞こえない私は、泣いたら分かるように補聴器を24時間つけたまま寝ていました。それでは不安なので、赤ちゃんが寝ている後ろと私の枕の中に機械を入れ、赤ちゃんが泣いたときに反応して振動が鳴ると気付く機械を使っていました。今はいろんな設備があり、それで安心して眠れることが出来ました。
子供たちとの会話は「手話」を使ってお話しています。教えているつもりはないのに、子供たちが自分から身振りで話しかけて来ます。そのたびに成長していく子供たちの姿に感動しています。そして子供たちは本当によーくパパとママを見ているんだな、と感心してしまいました。
昨年から子育てしながらフジスタッフに勤めております。これから育児でいろいろなハンディが出てくると思います。厳しかった両親の優しさを思い出しながら、聞こえないママなりに頑張ってどんな事があっても子供たちと向き合って育てていきたいとおもっております。これからもどうぞよろしくお願い致します。