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フジスタッフチャレンジド社員のリレーコラム

【第6回】 フジスタッフ事務センター 細矢奈緒美

  • 仕事の内容…一般事務

神様が与えてくれた「運命」と「試練」

2007年7月17日

私は、1歳半頃から聴覚しょうがい者として生きて来ました。小学校に上がるまでの約2年半、聾学校幼稚部で過ごし、小学校から高校、専門学校は普通学校で学びました。
母が、私を普通学校に通わせたのは、「耳の聞こえない世界で生活するのも良い事だけど、社会に出て困ることがないように視野を広げて、健常者の世界で色々な事を経験して、強く生きて欲しかったから…。」という事でした。

学生生活の中で、1度、「聞こえない」という事で、イジメや差別を受け、「なぜ、私が・・」という悔しさを母にぶつけ、責め、悲しませた事がありました。でも母は、私が「聞こえない」ことを責めても、何も文句など言わず、懸命に育ててくれました。イジメや差別など、色々な経験を味わってきたからこそ、強くなれた今の私がいます。

今、振り返ってみると、昔、母を責めて来た事を思うと、『あぁ、私が聞こえなくなったのは、神様が与えてくれた「運命」と「試練」だったんだ。お母さんが私をずっと健常者の世界に置かせてくれたのは正しかったんだ。』と思えるようになりました。

沢山の友達や親友など、色々な人達に出会えたのも母のお陰であり、今では、健常者の世界に置かせてくれた母と、耳が聞こえないという「運命」や「試練」を与えてくれた神様に、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもずっと、「聴覚しょうがい者」として誇りと自信を持って、強く生きて行こうと思います。

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