2008年10月15日
最近「アクセシビリティ」という言葉をよく聞くようになりました。
ウェブページにおけるアクセシビリティとは、「高齢者や障害者も含めアクセスした誰もが、そのウェブページから情報を取得・発信できる柔軟性に富んでいて、同様に情報を共有できる状態にあること(あるいはその度合い)を意味する。」とあります。ところが、音声認識ソフトを使って閲覧するには、まだまだ見づらいウェブページが多数存在します。
例えば、「右に速く移動」や「下にゆっくり移動」など音声コマンドでマウスポインタを移動させる場合、ターゲットのところで「キャンセル」といって停止させます。しかし、タイミングが少し遅れたりすると、マウスポインタがターゲットから外れてしまいます。その時、メニューが消えてしまう構造のサイトだと、結局、最初からメニューをたどり直さなくてはなりません。
これはほんの一例で、障害の種類によっては代替情報の欠損などにより、ウェブページからの情報を取得できない場合があるのではないでしょうか。
怪我をしたりマウスを忘れたり、日常よくあるアクシデントに際しても、また自分自身が歳を取ることだってアクセシビリティと無関係ではないのです。つまり、アクセシビリティは一過性の流行テクノロジーではなく、この先ずっと必須となる考え方です。
そこで今回は、ホームページ作成と平行してアクセシブルなウェブページを作成するために役立つサイトをご紹介します。
World Wide Web の最も重要な長所の一つとしてアクセシビリティ( WWW はだれにでもアクセス可能であること)が挙げられます。しかし、非常に限定されたブラウズ環境でのみ「最適に表示される」ようなページを作ってしまうことで、この長所が失われつつあります。アクセシビリティを向上させるためにウェブページ作成者に何ができるのでしょうか。
ウェブ・アクセシビリティを理解し実践するためのポータルサイトです。
アクセシビリティに関連したニュースや実践する上での考え方やノウハウを、エキスパートの記事や実践事例のインタビューなどで紹介した実践ノウハウページ。また、アクセシブルなウェブ・コンテンツ制作をお手伝いしてくれる、目的や運営・制作現場のニーズに適うツールが無償配布されています。
障害のある人でも支障なく利用できる「バリアフリー」、誰にとっても使いやすく設計する「ユニバーサルデザイン」という考え方がさまざまな分野で重視されるようになってきました。ユニバーサルな情報共有のためには、ウェブ文書でもこの考え方はとても大切です。
誰もが歳をとり、病気やけがによって障害者になりうるのです。全ての人に読んでもらえるページを作るということは、特別なことなのではなく、当然の配慮であると理解したいものです。
ウェブサイトが W3C のウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン 1.0(WCAG 1.0)や、リハビリテーション法 第 508 条などのアクセシビリティ指針を満たしているかどうかをチェックするツールをご紹介します。
アクセシビリティ・チェッカーを使用しても、すべての項目を判断できるわけではありません。最終的にはやはり、人間が判断し、手動で修正することになります。
ウェブサイトをデザインする場合は、企画段階からアクセシビリティも考慮するのが、制作者のマナーではないでしょうか。