ここスペインでは、業務経験のない者を正社員で採用するところは、まずありません。「正社員」が標準的な雇用形態ではありますが、派遣も「考慮すべき当然の雇用形態」です。
私の場合、派遣は学生時代からお世話になっています。学業と仕事の両立を図る場合、派遣を最初の選択肢とすることは、極めて通常の選択といえます。学生にとって、大変手間が掛かることやエネルギーを使う部分をフォローしてくれる「派遣の3大メリット」は、とても心強いものなのです。
1つめは、派遣会社を通じての職探しの場合、自分の希望に合った職探しの手間が省けること。これは学生に限らず、派遣会社を通じで職を得る大きなメリットです。自分の希望にあった職を探すことは、意外と大変なもの。求人の情報は日曜の新聞やネットで得ることはできるのですが、登録しておけば連絡をもらえるというのは実際に便利ですし、気分的にも余裕が出てきますね。
学生にとっては学業が優先事項、となると労働時間帯の制限が出てきます。この条件をクリアにしてもらえるのも派遣会社のおかげ。これが2つめの大きなメリットですね。条件折衝等もやってくれるので、仕事を探す身分にしてみれば色々とわがままを聞いていただいて申し訳ないくらい。テストの期間中は不規則な時間帯ですし、もちろんバケーションは「休暇」ですから仕事はしたくありません。スペイン独特の発想かもしれませんが、私たちは心のどこかに「お休みのために仕事をしている!」という感覚がありますから、この点については皆明確な意見を持っているんです。
そして3つめのメリットは、将来のキャリアに繋がる経験を得ることができることです。これはとくに重要ですね。スペインでは、業務経験がなければ正社員としての採用はありません。まだ職種の選定ができていない私のような立場の人は、短期期間でも得た経験を活かして選択肢を狭めていく必要があります。派遣会社は、それを可能性にしてくれる強い味方ですね。 |