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IT Columns 【エグゼクティブルーム】
モチベーションを核にコンサルティング
スポーツの世界などでも語られる「モチベーション」。それに特化した経営コンサルティングで、リンクアンドモチベーションは注目を集めている。同社小笹社長に「モチベーション」に関心が高まっている背景を聞いた。
 
── 「モチベーション」に特化したコンサルティングを開始したのは、なぜでしょうか?
 
 
 
 
  会社とそこで働く個人の関係がうまくいかなくなって、「最近どうも活気がなくなった」「なぜかモチベーションが低いなあ」という悩みを抱える企業が増えたと感じていたからです。その現象を僕は「モチベーションクライシス」と呼んでいます。

その背景に2つの大きな変化がありました。1つは、会社と個人の“付き合い方の変化”です。かつてほぼ全員が正社員で、年功序列型の賃金と終身雇用によって、会社と個人がお互いに縛り合う関係が続いてきた。ところがバブル崩壊以降、この関係が企業にとってコスト高になってしまった。それで縛り合うのはやめて、企業は業務をアウトソーシングしたり、雇用形態を多様化させた。つまり、その都度お互いのメリットを考え選択し合う「相互選択関係」へのシフトです。

もう1つは、“働く意識の多様化”です。日本が豊かになって、個人が食べる為に働くという感覚が薄らいできた。今の経営者世代は、右肩上がりの時代に、ポストと給与という“飴(あめ)”目指して突っ走ってきたから、自分たちと同じように“飴”を与えれば、みんながんばると思っていた。ところが、その飴が全然効いてくれない。

こうした変化に対応した、企業変革と個人の意識改革の支援が、時代のニーズに合致していると考え、日本初となるモチベーションに特化したコンサルティングを開始しました。

   
── 御社が提唱する「モチベーションエンジニアリング」について教えてください。
 
 
 
 
 
それは、企業や組織を変革させるための、診断と変革の技術を指しています。1つは「診断技術」です。当社は、個人のモチベーション向上要因を16種類に分解した診断技法を持っています。それを使って、その企業の社員の方々が、何を求めていて、何に不満をもっているか抽出します。つまり社員に対してマーケティングリサーチをするんです。
   
   
   

そして「変革技術」とは、実際に組織と個人の関係性を変えていくことです。我々は組織に活性を取り戻すために「解凍」→「変化」→「凍結」という、3つのステップで変革をもたらします。

   
   
    これらを総称してモチベーションエンジニアリングと呼んでいます。
   
── 「診断」の結果ITの会社には、どんな傾向がみられますか?
 
  「マネジメント不全」という病気にかかっている企業が多いですね。リーダーや管理職に、人の教育やモチベーション管理に関心の薄い方が多いのです。IT企業の経営者は、組織内の中継点となってコミュニケーションを活性化させる管理者の不足に悩んでいます。
 また、IT技術者は、お金よりも、仕事の内容や自分の技術を生かせるかなどを求める傾向があります。ある意味「職人気質」な方が多いですね。
   
次回へつづく
 
 
 
小笹 芳央氏プロフィール

1961年大阪府出身。
早稲田大学政治経済学部卒業。
1986年株式会社リクルート入社。
人事部人材開発課長、組織人事コンサルティング室長、
ワークス研究所主幹研究員を経て、
2000年株式会社リンクアンドモチベーション設立。
組織人事分野における気鋭のコンサルタントとして注目されている。
個人向け市場価値向上スクール「i-Company」の監修も努めている。

 
主な著書

「モチベーション自己命」
小笹芳央著
講談社刊革
「アイ・カンパニー」の時代
小笹芳央・小畑重和共著
中央公論新社刊
 
推薦書籍

「EQ こころの鍛え方」
高山直著
東洋経済新報社刊
「複職時代」
田中和彦著
PHPエル新書刊
 
会社概要

株式会社リンクアンドモチベーション
代表取締役社長 小笹芳央
設立  2000年3月27日
資本金 2億4000万円

<事業内容>
「モチベーションエンジニアリングによる企業と個人の変革コンサルティング」
●モチベーションマネジメント事業
●エントリーマネジメント事業
●ナレッジマネジメント事業
● ワークプレイスマネジメント事業
●モチベーションカンパニークラブ事業

 
アイ・カンパニーとは?

小笹氏が監修を務める個人のキャリア形成を支援するスクール。自分を1つの会社に見立てることを通じて、客観的な自己分析を行い、最適なキャリアの方向性を見いだしてゆく。25〜29歳の社会人が中心、女性の参加者も多いようだ。

講座案内
キャリアの方向性を見出す「スタートアップコース」と、時代や業種に左右されないスキルを身に付ける「ポータブルスキルコース」がある。

スタートアップコース
i-Company設立講座       

ポータブルスキルコース
ヒューマンスキル講座    
セルフコントロールスキル講座 
タスクマネジメントスキル講座 

>>関心のある方に、無料の説明会が用意されている

 
「遊」「学」「働」を体現した先進オフィス
リンクアンドモチベーションは、誰もがここで働きたいと思うような、夢のようなオフィスでも知られている。第14回日経ニューオフィス賞を受賞し、各方面から取材が殺到し見学ツアーを組んでいたこともあったという。小笹氏の「遊」「学」「働」を体現した先進オフィスを取材した。  
〜ミーティングルーム〜
  社内のミーティングは、無機質なテーブルと簡単な椅子が並べられた会議室というのが普通の会社。ところが、会議室が和室だったり、お酒が飲めたり、ダーツを楽しめる場だったらどうですか? 長い会議だって面白くなるはずです。  
 
         
『コロンブス』
卵をモチーフにした円形のテーブルと椅子が印象的だった。明るい光が差し込み、部屋全体が柔らかな雰囲気になる。ここで、夢のある構想を練ってみたい。
  『ケネディ』
直線的で重厚なエグゼクティブのイメージ。静謐さと高級感が漂う。重要なクライアントにプレゼンテーションしたくなる。
   
   
 
         
『リョーマ』
銀座の中心部にあるとは思えない落ち着いた和室。国家を論じた幕末の志士のように、壮大な夢と構想を仲間と語り合う気分になるだろう。
  『リョーマ』
和風のスタンディングスタイルは珍しい。ユニークな発想が生まれるだろう。
  『モンロー』
社内にカウンターバーが設置されている。ダーツで気分転換したり、仲間同士でお酒を飲むこともできる。クライアントと、ミーティングの後に一杯ということもあるとか。
 
 
〜モチベーションアップの秘密〜
  これが会議室? と驚くような部屋ばかりでしたが、モチベーションアップの秘密はまだまだありました。
 
 
   
         
癒しの空間『ナイチンゲール』
リクライニング機能が付いたマッサージチェアが設置されている。通常は明かりを消して、ヒーリングミュージックが流れ、アロマの香りに満ちている。壁面にはカリブの海が描かれている。午後になると、疲れた社員が仮眠を取ることもある。全感覚をリセットすれば、最高のパフォーマンスを発揮できる。
 
   
 
         
『セルフカラーテラピー』
鮮やかなカラーを調合し自分を癒す
  『お香セット』   『自転車』
 
   
 
         
ほっと一息『カフェコーナー』
忙しい仕事の合間に飲む、一杯のコーヒーに助けられることもある。デスクに隣接したミニカフェでそんなひとときを味わう。
  無意味に意味がある
『ビジョン』

エントランスのガラス面には映画が投影されている。緊張感が緩和され、初訪問でも映画の話題に花が咲く。
  リアルタイムの情報が流れる
『モニター』

社員の事務スペースの随所に液晶モニターが設置されている。社内通貨「リモ」の円換算レートが表示されたり、社内の最新情報が流れる。
 
   
 
         
『小笹氏直筆のプレート』
各部屋を示すプレートはすべて小笹氏の直筆。細部まで氏のこだわりが伝わってくる。
  『エントランス』
大きく広がるぽっかりとした空間に、適度な照明とゆったりとテーブルが配置されている。銀座の中心部とは思えない、落ち着いた空間に仕上がっている。
 
 
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