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IT Columns 【文字コードで世界に出る〜さらば!文字化け〜】
今、なぜ文字コードなのか?
01  コンピュータや携帯電話などの情報機器で文字を印刷したり情報を交換したりできるのは「文字コード」という仕組みのお蔭であることはご存じかと思います。コンピュータは本来、数値しか扱えませんので、例えば、「A」であれば「41」、「B」であれば「42」……というように、個々の文字に番号を振っておいて、その番号で文字をあらわしますが、この仕組みが「文字コード」です。
 初回となる今回のテーマは「今、なぜ、文字コードなのか?」です。次回以降、文字コードをめぐる様々なトピックを紹介していきますが、その前にまず、「今、なぜ、文字コードを取り上げるのか」を考えておこうというワケです。

文字コードを取り上げる理由

【図1】
コンピューター内部では、文字はすべて数値として扱う

 10年ほど前であれば、文字コードをきちんと理解していないといけないのは通信系のソフトウェアを開発するプログラマやエンジニアぐらいだったでしょうか。それ以外の人が文字コードを意識するのはパソコン通信を行うために設定を行ったり、自分の名前が正しい漢字で印刷できなくて悩んだりといった程度で、数あるコンピュータ技術の中ではさほど注目されるテーマではありませんでした。

 しかし、ここ10年ほどの間に事情は大きく変わりました。一般ユーザであってもWebページの文字化けを解決するためにWebブラウザで文字コードを変更したり(図2)、外国語でメールを作成するためにメールソフトで文字コードを変更したり(図3)する時代です。

【図2】
Webページの文字化けを解決する
【図3】
中国語でメールを作成する

 今や、プログラマやエンジニアに限らず、デザイナーやサポートなど、コンピュータに関連する仕事をしているすべての人が文字コードに関する、しっかりとした知識を持っていないと、ユーザからの多様な要望に応えられませんし、日々発生する様々なトラブルに適切に対処できなくなっているのです。

 しかし、この文字コードをきちんと理解しようとすると、いくつもの疑問に突き当たります。「なぜいくつもの規格があるのか」「なぜUnicodeが注目されているのか」「なぜ現実が規格通りになっていないのか」「なぜ色々な役所が関与しているのか」「なぜ作家などから批判されるのか」……etc.

 これらの疑問のひとつひとつに真っ正面から答えようとすると、なかなか難しいものがあります。本連載では、これまでに文字コードが遭遇してきた、そして、今、文字コードが抱えている様々な問題をご紹介していく中で、皆さまとご一緒にその答えを考えていきたいと思います。直接、技術系のお仕事に携わっていない方にも関心を持って戴けるような話題を取り上げていくつもりですので、どうぞ気軽にお付き合いください。

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