そこで、文字コードも国単位のローカルな世界から、国境を越えた国際的な世界(図1)へと急速に移行しつつありますが、過渡期ゆえの「制限」や「不便さ」がまだたくさん残っているのが現状です。
もう1つのキーワードは「多漢字」です。
コンピュータで扱える漢字はJIS規格として定められている「JIS漢字」がベースとなっていることはご存じかと思います。JIS漢字では第一水準と第二水準を合わせて6355字の漢字が規定されていますが、もし、「コンピュータで扱える漢字はJIS漢字の6355字だけ」と思っている人がいたら、それは正確な理解ではありません。
JIS漢字は今を遡ること30年近く前の1978年にその最初のバージョンが作成された文字コードですが、その後、「漢字が足りない」「自分の名前を表記できない」といった声が多くあがってきたことから、1990年に「補助漢字」が、そして2000年には「拡張漢字」がどちらも漢字不足を補う目的で作成されたため、今日では優に1万を超える漢字が規定されています(図2)。 |