ITトピックス
Vol.40 Vistaの味方「ReadyBoost」でパフォーマンス向上!
Written by 清水哲郎
1月30日、いよいよWindowsの新しいバージョン「Windows Vista」が発売となりました。
Windows Vistaを動作させるためには、800MHz以上のCPUに、512MBのメモリ、15GB以上の空き容量を持つHDDが必要とされています。これは最低条件であって、推奨条件となると、必要メモリが1GBに増えます。また、いくつものソフトを同時に立ち上げてヘビーに使うのなら、「2GBは欲しい」と指摘する声もあります。デスクトップパソコンであればメモリの増設も簡単にできるでしょうが、ノートパソコンだと簡単に増設できない機種もあります。また、企業で導入しているパソコンだと、リース契約や保証の問題などもあって、メモリの増設が許されない場合もあるでしょう。
そこで、Windows Vistaでは「ReadyBoost(レディ・ブースト)」と呼ばれる、手軽な解決方法が用意されました。
企業が本格的にWindows Vistaを導入するのはしばらく先の話でしょうが、試験的に導入する際にも「ReadyBoost」は非常に有効な手段となりますので、ぜひ、頭の片隅にとどめておいてください。
ReadyBoostって何?
「Windows Vista RC1レビュー(第1回)−5つの素晴らしい機能」
(Windows IT Pro 2006年9月8日記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060907/247503/
ReadyBoostはUSBメモリなどの外付けのフラッシュメモリを「キャッシュ」として利用することによって、ファイルを読み書きする速度を向上させる機能だ。
そういったReadyBoostの仕組みや必要とされる条件などについて、わかりやすく解説する。
マイクロソフト社の「公式」説明は?
「Windows Vista パフォーマンス」
(マイクロソフト社)
http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/features/foreveryone/performance.mspx
一応、Windows Vistaのサイトの公式説明もチェックしておこう。
「リムーバブルフラッシュメモリデバイスを使用することにより、コンピュータのカバーを取り外すことなくメモリを拡張し、システムパフォーマンスを向上させることができ」るというのが、Vistaサイトに載っているReadyBoostに関する説明だ。
「メモリを拡張」というのは、ちょっと誤解を呼びそうな表現だ。
では、ReadyBoostの効果は?
「USBメモリで高速化、新機能「ReadyBoost」」
(バッファロー社の製品紹介ページ)
http://buffalo.jp/products/vista/products/usb_memory.html#note
では、実際にReadyBoostを用いると、Windows Vistaパソコンはどの程度、高速に使えるようになるのだろうか? 環境や条件によって差が出るので、一概には言えないが、USBメモリを発売している周辺機器メーカーのサイトでは自社製品を用いた実測データを参考として示している。
例えば、バッファローの場合は、メインメモリが512MBのPCに4GBのUSBメモリを指して、IE7やWindowsメール、Windows Media Player 11といったアプリケーションの起動に要する時間を計測した結果として、17.6%の高速化を実現したとする。
また、アイ・オー・データ機器の場合も、1GBのUSBメモリを指す前と指した後をベンチマークテストで計測して、「ドライブアクセス速度が1割以上向上」とレポートする。
http://www.iodata.jp/vista/report_boost.html