ITトピックス
Vol.53 「マッシュアップ」さて新ビジネスになりうるか?
Written by 清水哲郎
Web上のサービスを開発・提供している人たちの間で「マッシュアップ(Mash up)」という単語が話題になる機会が増えています。フリー百科事典である「Wikipedia」で「マッシュアップ」を検索してみると、「2つ(ないし複数)の曲を一つの曲に合成する音楽製作手法の一つ。」と解説されています。それから転じて、IT業界では複数の異なる開発元が提供する技術やコンテンツを組み合わせて、新しいサービスをかたちづくることを「マッシュアップ」と呼んでいます。その代表として、Google MapsのAPIを利用して、自社サイトに地図検索サービスを付加する例が紹介されることが多いようです。
マッシュアップがここまで注目されるようになった背景としては、AmazonやGoogle、ヤフー、MSN、楽天、はてな、ニフティといった大手企業が相次いで自社のWebサービスの機能をAPI(Application Program Interface:ソフトウェアを開発する際に利用できる命令や関数の集まり)として無償で提供するケースが増えてきていることが指摘できます。
今回は、そんなマッシュアップの世界をすこし勉強してみましょう。
マッシュアップのイロハを学ぶ
「Web 2.0の重要な要素である“マッシュアップ”とは?」
>>ZD Net Japan 2006年10月13日付け記事
「マッシュアップ」が注目される理由をCNET Japan編集長の西田隆一氏がわかりやすく解説する。
3分ほどの動画なので、まずは、気楽に「マッシュアップとは何なのか」勉強しておきたい。
マッシュアップの最新事例を知る
「“Mash up Award 2nd”コンテスト受賞作は力作ぞろい
いま見ておくべきマッシュアップの最先端事例」
>>@IT NewsInsight 2007年3月22日付け記事
リクルートやサン・マイクロシステムズをはじめとする多くの企業・団体が提供するサービスを使って独自のマッシュアップサービスを開発するコンテスト「Mash up Award 2nd」において、最優秀賞や特別賞などに選ばれた作品を紹介する。
作品自体は、リクルート社の「Mash up Award 2nd審査結果発表 !!」ページに全受賞作品の概要、コメントと合わせて、URLが載っているので、実際に体験してみることができる。
なお、現在、次の「Mash up Award 3rd」の募集も行われている。9月10日締め切りのため、残された時間はあまりないが、最優秀賞には賞品100万円が贈られるので、腕に覚えのある方はチャレンジしてみてはいかがだろうか。
>>サン・マイクロシステムズ社「Mash up Award 3rd」募集サイト
マッシュアップづくりをマスターする
「マッシュアップ・ラボ」
>>ITpro>Development>Strategic Web Design:テクノロジ
マッシュアップAPIを提供しているGoogleや価格.comなどの各社APIの具体的な使い方について、
上記「Mash up Award」も共催するリクルート社のメディアテクノロジーラボの川崎有亮氏が解説する。
「第1回 WebサービスAPI+マッシュアップことはじめ」に始まり、第2回では米国Yahoo!が提供する写真共有サイトFlickrのコンテンツにプログラムからアクセスするためのAPI、第3回ではlivedoor天気情報 が提供する Web サービス API、第5回ではじゃらんWebサービスを使用したホテル・宿情報の検索処理など、サンプルコードを交えて詳しく解説されている。現在も連載中。
GoogleとamazonのWeb APIを知るには
Google Codeサイト
>>http://code.google.com/
最近は国内でも積極的に自社サイトのAPIを公開・提供しているサイトが増えているが、やはりWeb先進国である米国サイト、中でもGoogleとamazonの大手2社が提供しているWeb APIからは目が離せない。
Googleが提供しているAPIはすべて上記サイトから調べることができる。
ただし、残念ながら、すべて英文のようだ。
また、大手ネット書店の書籍データベースを利用できるamazonのAPIは
、以下サイトから知ることができる。
>>「Amazon Web サービス」