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IT Columns 【Have a Break!】

ITトピックス

Vol.73 クラウド・コンピューティング
 

Written by 清水哲郎

IT業界から発信して流行語となった言葉があります。数年前に流行った「Web2.0」もそうでした。変形パターンとして「DoCoMo2.0」といったキャッチフレーズや「ダイハード4.0」といった映画タイトルまで生まれました。
昨年の夏頃からIT系媒体で見かけるようになり、ここ2〜3ヶ月、とみに目にするようになった言葉に「クラウド・コンピューティング」があります。まだ「Web2.0」ほどの市民権は得ていませんが、遠からず、一般紙やTVのニュース番組などにも登場するようになるのではないかと思われます。

知っておくと、お客さんとの商談の場などで一目置かれるに違いない「クラウド・コンピューティング」を理解するための話題をご紹介しましょう。

「クラウド・コンピューティング」元年は2007年

次のパラダイムシフト? 「クラウドコンピューティング」とは

>>Enterprises Watch 「Infostand 海外ITトピックス」 2007年10月15日付け記事

「クラウド・コンピューティング」(cloud computing)という言葉を最近よく見かけるようになったとして、「「Web 2.0」に続く流行語になりそうな予感だ」といちはやく指摘。
この言葉の端緒は、昨年(2007年)の8月に行われた検索エンジンに関するカンファレンスにおいて、GoogleのCEOであるエリック・シュミット氏が使ったことだとされている。
今後、Google、Microsoft、IBMといった大手企業と、Sapotek、Zimdeskといったベンチャー企業が刺激し合って、「クラウド・コンピューティング」を核とする新しいパラダイムへと移行していくだろうとまとめる。

「クラウド・コンピューティング」とは何ぞや

最近話題の「クラウド・コンピューティング」とは?

>>nikkei BPnet ITトレンド・ウォッチ 2008年5月14日付け記事

「クラウド・コンピューティング」とは「インターネット上に雲(Cloud)のように浮かぶ巨大なコンピュータ群を使って実行する計算処理(Computing)である」と定義。
データセンターの規模が巨大になればなるほど、処理当たりのコストが低くなるという現象に気付いたGoogleやAmazonのようなネット企業が自社のコンピュータ資源を一般に公開し始めたことによって、一般企業にとっても、これまでのOSやサーバーなどの代わりに、「クラウド・コンピューティング」が身近な存在になりつつあるとする。

クラウド・コンピューティングの現在(1) クラウドの基本を押さえる

>>TECHWORLD 2008年5月12日付け記事

現時点で利用できる「クラウド・コンピューティング」サービスとして、(1)HaaS(Hardware as a Service):サーバーやストレージなどのハードウェアの利用をインターネット経由で提供するサービス、(2)DaaS(Database as a Service):データベース機能をインターネット経由で提供するサービス、(3)PaaS(Platform as a Service):アプリケーションをホスティングするプラットフォーム機能をインターネット経由で提供するサービス、(4)SaaS(Software as a Service):アプリケーションの機能をインターネット経由で提供するサービスの4種類があるとする分類は、得てして曖昧になりがちな「クラウド・コンピューティング」の実像を理解するうえでわかりやすい。

マイクロソフトも「クラウド・コンピューティング」に参戦

Microsoft,ついに「クラウド・コンピューティング」に言及

>>ITpro 2007年7月12日付け記事

「クラウド・コンピューティング」という言葉こそ使っていないものの、米Microsoftも昨年夏段階で従来型のビジネスモデルと競合する可能性のあるインターネット・サービス・ソフトウエア・ソリューションに取り組んでいくことを宣言していた。

【解説】Yahoo!買収を断念したMicrosoftは、
Googleのクラウド・コンピューティングに追いつけるのか?

>>ITpro 2008年5月4日付け記事

ここ数ケ月、米Microsoftによる米Yahoo!の買収の動きが盛んに報じられたが、結局、買収断念に至ったのはご存じの通り。 米Microsoftによる米Yahoo!を買収しようとした表向きの理由は、Yahoo!の検索エンジンを獲得することによって、ネット広告による利益を高めることができるというものだったが、「クラウド・コンピューティング」の世界ではAmazonに3年,Googleには1年遅れているとされているMicrosoftがYahoo!を必要とした理由もそこにあるとする指摘は鋭い。

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