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IT Skill Up Lab 【IT採用担当者の目】
ブロードバンド接続サービス
黒田英二さん エキサイト株式会社 インフラストラクチャー部
エキサイト株式会社部長 黒田英二さん
よりスマートに創ることをモチベーションにして欲しい
大手ポータルサイト「エキサイト」や、ブロードバンド接続サービスを展開するエキサイト株式会社。同社インフラストラクチャー部長の黒田英二さんに、ポータルサイトのエンジニアならではの仕事の醍醐味や、求める人材像などをお聞きしました。
―― まず初めに御社の概要を、簡単にご説明いただけますか?
弊社はインターネットのポータルサイト「エキサイト」を運営している会社です。エキサイトは、都会に住む20代から30代前半くらいまでのスタイリッシュなユーザー層を主なターゲットとするポータルサイトです。サイトの特長としては、検索はもちろん、「エキサイトフレンズ」をはじめとするコミュニティ関連のサービスに強いという点が挙げられます。「フレンズ」には250万人を超える方にご登録いただいており、有料サービスの売り上げも順調に推移しています。
また2001年からは、ブロードバンドのコンテンツ事業にも力を注いでいます。有料・無料でのコンテンツ配信のほか、コンテンツをよりよい環境で楽しんでいただくためのADSL/光ファイバー接続サービス「BB.excite」も展開しています。
―― 黒田さんがご所属されるインフラストラクチャー部は、御社の中でどのような役割を担っているのですか?
弊社には、エンターテインメント事業部、メディア事業部、Webアプリケーション事業部という3つのプロフィットセンターがあります。これに対してインフラストラクチャー部はコストセンターに当たり、前述の3事業部に共通して必要なリソース、例えばエンジニアなどの人材やネットワーク資源、カスタマーサポートなどを管理する部署になります。
―― 御社の社風や職場環境の特長を教えてください。
従業員の平均年齢は30歳ちょっとで、比較的若い人が多い職場環境です。社風は明るいというか、いわゆる西海岸系のベンチャー企業のイメージに近いです。今はあんまりする人がいないですけど、例えばスケボーで社内を移動したりというのが全然許されちゃう。夏だと、短パンとサンダルで仕事をしている人が普通にいます。もちろんお客さんにお会いしたりするときは、スーツに着替えますけども(笑)。
―― 当然仕事の責任は求められるのでしょうが、働き方は割と自由なのですね。
コミュニケーション能力というのは簡単に言ってしまうと「うまく喧嘩ができる」ことです黒田 はい。エンジニアの仕事に関しても、こういう技術を使いなさいとか、こういうプラットフォームを選択しなさいという強制は、基本的にはしていないんです。例えばSI系企業の大規模システム開発ですと、完全に仕様が決まっていて、自分のやることも細かく決まっているというケースが多いのですが、当社はそうではありません。むしろ「この機能を実現するためにはどうしたらいいかを、ゼロから考える」という仕事のやり方をしています。最終的には従来のプラットフォームや技術に落ち着くにしろ、ベストの結果を導くためにあらゆる可能性を自分で試していける。そうした開発の自由さをモチベーションにできるエンジニアには、やりがいの大きい職場だと思います。
―― 御社が求めるエンジニアの人材像を教えてください。
もちろんエンジニアなので技術はより多く持っている方がいいのですが、弊社では技術力よりもコミュニケーション能力をより重視しています。コミュニケーション能力というのは簡単に言ってしまうと、「うまく喧嘩ができる」ことですね。言いっぱなしでも言われっぱなしでもなく、ベストの解答を導くためにお互いの主張を話し合っていける。弊社では、そうしたコミュニケーション能力を持つ人材をこれまで採用しています。またエキサイトの各サービスのプロデューサーなど、他の事業部の方々と仕事をする機会も多く、初対面やあまり話したことがない相手でも、きちんと意思を伝えられることが大切です。そうした点では、フジスタッフさんから派遣していただいたスタッフの方は、社長をはじめ評価が高いですね。
もう一つ付け加えれば、社外でもエキサイトのブランドを背負うことができる人です。先ほども申し上げましたが、エキサイトがターゲットとしているのは都会に住む若い男女なので、そうしたブランドを会社の外でも高めてくれる人材を求めています。ですから社外の方とお会いする際には服装とか髪型とかも、気にはしますね。
―― 技術力の面ではいかがですか?
システムエンジニアは、UNIXとネットワークとデータベースの知識は必要です。データベースは、それ自体を構築するわけではないので、アプリケーションを使えるというレベルでいいと思います。一方、弊社ではオペレーションと呼んでいるハードウェア周りのエンジニアは、ネットワークならネットワーク、データベースならデータベースのスペシャリストとして採用しているので、当然それらの分野の高度な知識が求められます。
また、マネジメントスキルに関しては、求めているスキルがコミュニケーション能力ということもありあらゆる場面で求められてきます。
―― 英語力は重視されていますか?
英語力は必須ではありません。ただエンジニアとしては、あった方がいいと思います。米国で技術研修を行う機会があれば当然、英語力のあるエンジニアが対象になりますし、最新技術情報の入手という面でも、英語力は大切です。
―― エンジニアの評価制度を簡単に教えてください。
基本的には目標管理制度で、4月に目標を決め、その達成レベルを半期ごとに直属の上司とチェックしたうえで評価します。ただインターネットの業界はサイクルが非常に早く、4月に決めた目標を1年通してやれなかったりすることが多々あるんです。その都度できるだけ柔軟に目標を変えるようにしていますが、あまり変えすぎても意味がなくなるので、そのあたりの調整がとても難しいですね。これまでは従業員数が少なく、だれが仕事をしているかを全員が把握できるような環境でしたが、だんだん人数も増えてきましたので、評価制度に関しては次のステップに進めていかなければと考えています。
―― 御社でエンジニアとして仕事をすることで、どんなスキルが身につけられますか?
ユーザーの視点を常に意識するという姿勢も自然に身についていくエキサイトには、企業のWebページなどに比べると比較にならない規模のユーザーがアクセスします。その膨大なアクセス数をさばくための知識や技術が、まず身につくと思います。業務アプリケーションですと、高度な機能を実現するためにロジカルな部分をすごく複雑に作ったりしますが、それとは逆にいかに簡単に作って、大量のトラフィックをさばくか。こうした仕事は弊社のような会社でないと、なかなか経験できないでしょうね。
またユーザーの視点を常に意識するという姿勢も自然に身についていくと思います。エキサイトには毎日利用する人だけでなく、ふらっとアクセスしてふらっと利用するというユーザーも結構いらっしゃいます。そうしたユーザーが本当に使いやすいインターフェースや、それを実現するバックエンドを常に考えなければいけません。
―― ユーザーの反応もダイレクトに感じられるのでしょうか?
はい。大規模なシステムですと、担当した部分がどこでどう使われているのかわからなかったりしますが、エキサイトの場合は自分で作ったところを、本当に身近な人たちが使ってくれます。エキサイトのこの部分は僕が作ったと。だけど、意外と評判が悪かったとか(笑)。開発サイドが自信を持っていてもユーザーの評価はイマイチだったり、逆に「これはだめなんじゃないか」と思った機能を高く評価してくれたりするのが、仕事の面白さでもあり難しさでもあります。
―― 新しい技術に触れる機会も多いのではないでしょうか?
そうですね。弊社の場合、ある程度知名度もあるので、セールスの方がいろいろな新製品の情報を持ってきてくれたりするんです。実際にそうした新製品を開発に使うことはあまりないのですが、いろいろ試してみてたりはできます。セールスの方と話をするだけでも、「そんな技術がもうあるんだ」と勉強になることが多いですね。エンジニアって、基本的に新しいモノ好きの人種だと思うんです。更なるスキルアップには、今までと同じやり方で作るより、新しい技術を取り入れてよりスマートに作ることにモチベーションを感じられることが重要だと思います。そういう意味では、新しいことやハードルが高そうなこと、なにか面白そうなことに触れられる環境が、エキサイトにはあると思います。
―― ありがとうございました。
ありがとうございました。
エキサイト株式会社 エキサイト株式会社
http://www.excite.co.jp/
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