前回は、「自立」と「プロ」について簡単にお話させていただきました。今回以降は、真の「プロ」になるために何が必要かということについて考えてみたいと思います。採用審査において、まず、この「自己責任」ということを考えて見ましょう。皆さまは、組織の一員として部下の責任を引き受けることも、時にはあるでしょう。現在、部下を持っていないとしても、近い将来そのような場面に遭遇するかもしれません。しかし、他人の責任を負う前に、皆さまは自分、すなわち自己の責任を引き受けることが、どこまでできているでしょうか?
「自分でやったことは、自分で責任を負うのは当然だよ。できているよ。」と多くの方は、考えられるかもしれません。では、ここで「自己責任引き受け度」セルフ・チェックをテストしてみましょう。下記の質問で自分は「あてはまる = Yes」だと思う項目はいくつありますか?チェックしてみてください。
質問1. 自分の性格は親譲りだと思う
質問2. 自分の性格は変えられないと思う
質問3. 自分の仕事がはかどらないのは、上司の管理手法に原因があるからだと思う
質問4. 「しょうがないね」を仕事上の会話中でよく使う
質問5. 自分の会社には、頭にくる人が多いと思う
質問6. 自分の予定の中には「しなければならない」ことが多い
質問7. 「○○でないとダメ」とよく言う
質問8. 以前から「やろう」と思っていることが未だにできてないことがある
質問9. 上司に叱られて自尊心を奪われたと思うことがある
質問10. 上司や家族が「○○でさえあったら」と思うことが多い
あなたは、いくつ「Yes」があったでしょうか?
残念ながら、「Yes」が半分以上ある人は、「自分には責任がない、あるいは係わり合いはない」と責任を自分以外の人、あるいはものに押し付けている傾向があります。
質問1.は自分の性格を親のせいにしています。
2.は自分の性格を変えられないと決め付けています。本当に性格は変えられないでしょうか?全部は変えられないにしても、努力すれば改善できないでしょうか?
3.は、上司に責任があると言っています。
4.は「しょうがない」のは、自分のせいではなく、周りがそういう状況をつくったので自分には関係ないとしています。
5.は、「自分は悪くない(自分に責任はない)非があるのは、周りの人々」と考えています。
6.「しなければならない」と思わせるのは、何があなたをそう思わせるのでしょうか?自分以外のものではないでしょうか?つまり、自分以外のものに責任があると言っているのですね。「しなけらばならない」では、なく「することに決めた」のではないでしょうか?
7.「○○でないとダメ」なのは、なぜでしょうか?何か自分以外の人が決めたからと思っていませんか?
8.やろうと思っていたことは、「できなかった」のでしょうか?「やらなかった」のでしょうか?「やらなかった」は、自己責任を認める言葉ですが、「できなかった」は、あなたがやろうと思っていたことを実行するときに、自分以外のものがあなたを邪魔したので「できなかった」ということですね。
9. 「自分で投げ捨てることさえしなければ、誰も私たちの自尊心を奪うことはできない。」マハトマ ガンディーの言葉です。
10.自分にはまったく非はないのでしょうか?このように、自分には責任がない、あるいは、私には関係がないという気持ちが、普段の言葉使いの中についつい現れてしまいます。 |