ビジネス英語実践講座

ビジネス英語実践講座
 
第1回   面接 その1 挨拶と導入部 【前半】
    人の第一印象は6秒で決まる、と言われています。
そのうち、視覚的な情報が印象の80%を左右するそうです。
面接の場合も、最初の30秒〜3分間で決まる、と言うベテラン面接官もいます。

ネイティブが面接を受ける前に参考にする本やインターネットのサイトにも、
いかに第一印象が大切であるかが、こと細かに記してあります。
"You only have one chance to make a first impression."
(第一印象をつくるチャンスは1度しかない)のです。

今回は、英語の面接で第一印象をつくる部分、
すなわち最初の挨拶と導入部分についてです。
 
 
Dialog 1 A: Interviewer   B: Interviewee
A: Hello. How do you do?
B: How do you do? My name is Fujiko Fujita.
A: Please take a seat.
B: Thank you.
Dialog 2 A: Interviewer   B: Interviewee
A: Hi, I'm John Smith.
B: Nice to meet you, Mr. Smith. I'm Fujiko Fujita.
A: Please take a seat.
B: Thank you.
 
   
 
  「あなたとのお話に注意を払っています」というサイン  
日本では、目上の人の前や改まった場面では神妙にふるまう、という習慣がありますが、欧米では、ニコッと笑顔を見せて相手に敵意がないことを示すという習慣があります。握手をする、という習慣も、手に武器を持っていない、ということを示すために始まったという説があります。

英語面接で良い第一印象を与えるキーポイントは「笑顔」です。日本語の面接では、真面目な面持ちで深くおじぎをしますが、英語面接では、口角を上げて、にっこりしながら、「はじめまして」と挨拶しましょう。これが「ニヤニヤ」笑いや、「テレ笑い」にならないように気をつけて。自然な笑顔で挨拶できる人は、余裕を感じさせますし、気持ちよく一緒に仕事ができそうだな、という印象を与えます。

また、このとき、相手の目を見ることも大切です。日本では、ぶしつけだとされることですが、欧米では相手の目を見ながら話すのが正しいマナー。欧米で、相手の目を見る、というのは、「あなた(との会話)に注意を払っています」というサインなのです。緊張して、つい視線をそらしたり、伏し目がちに口だけ動かして返答したりするのはマイナス印象を与えることになります。

かと言って、絶対に目をそらしちゃダメなんだ! とばかり、まばたきもしない勢いで相手をジーッと凝視するのもヤリ過ぎです。欧米の人でも、考えながら話しているときなど、視線をそらします。相手の目を見ることに慣れていない人でも、「はじめまして」と握手をする瞬間や、相手の言葉の最初と、自分が発言する最初の瞬間だけでも相手の目(のあたり)を見るように努めましょう。

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  "Hi!"という挨拶に要注意!  
面接官が部屋に入ってきたら、立ち上がって、第一声を発します。「はじめまして」と言う前に"Hello."と挨拶することがあります。日本語でも「おはようございます。はじめまして」と言うのと同じです。そのとき、注意しなければならないのは、学生や友達どうしの挨拶である"Hi."はふさわしくない、ということです。

北米(アメリカやカナダ)ではビジネスシーンでも"Hi."と挨拶することが一般的に見受けられますが、イギリスでは"Hi."は、まさに「やぁ!」と同じ。イギリス人面接官に向かって"Hi."と言って「私はあなたの友人ではありませんがね」と言われ、結局面接に落ちたという人もいます。

たとえ面接官が明らかにアメリカ人で、相手が"Hi!"と言ったとしても、"Hello."と丁寧に答えるべきです。面接官は、面接を受けに来た人にフランクに話し掛けてもかまいませんが、面接を受ける側が面接官にフランクに話し掛けるべきではないのです。このルールは、日本語の場合は誰でも分かっているのに、英語になると忘れる人が多いので要注意です。

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  「はじめまして」には大きくわけて2種類  
「はじめまして」という挨拶の仕方は大きくわけると2種類あります。
"How do you do?"と"Nice to meet you."です。

"How do you do?"は、非常にフォーマルな挨拶です。それに対する返事も"How do you do?"となります。日本語で「はじめまして」「はじめまして」とお互いに言い合うのと同じです。"How do you do?"は、最近、あまり使われなくなりましたが、面接のような改まったシーンではふさわしい挨拶です。

"How do you do?"に対して、"How are you?"と間違って、"Fine, thank you"(元気です、ありがとう)などと言わないように気をつけましょう。

"Nice to meet you."は、現在では、一般的な「はじめまして」という挨拶です。「お会いできて嬉しいです」という意味ですが、「はじめまして」というシチュエーションで使われます。

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  自分の名前を名乗る  
日本語では、名字だけで「藤田と申します」のようにと名乗るのが普通ですが、英語では"I'm Fujiko Fujita. How do you do?"(藤田フジ子と申します。はじめまして) のようにフルネームを名乗るのが普通です。"My name is Fujiko Fujita."という言い方でもかまいません。
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  相手の名前の正しい呼びかた  
面接官が "I'm George Clooney" と名乗っても、"Nice to meet you, Mr. George." などと言ってはいけません。正しい呼びかけ方は "Mr. Clooney" です。Mr.やMs.の敬称をつける場合は、「敬称」(Mr. /Ms.)プラス「名字」だけ。"Mr. George"や "Mr. George Clooney"など、敬称を、ファーストネームにつけたり、フルネームにつけるのは誤りです。

相手が"Hi, Fujiko."とフランクに話かけてきたとしても、面接を受ける側は"Hello, Mr. Clooney"と丁寧に対応しなければなりません。こういった場面で、相手をファーストネームで呼んでもいいのは、"Call me George."など相手が許可を与えた場合だけです。

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  握手  
握手は、適度にしっかり相手の手を握りましょう。自分から手を差し出してもかまいません。欧米の伝統的なマナーでは、女性から男性に手を差し出すもの、というふうになっています。ただし、現代では、特にビジネスの世界では、どちらから手を差し出しても構わないことになっています。英語の面接が海外で行われる場合は、ほぼ必ず握手をしますが、面接が日本で行われ、面接官が日本の習慣を良く知っている場合、握手が省略される場合もあります。
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ビジネス英語実践講座 : 協力: 英会話ポータルサイト「英語タウン」