【第113回】
Office2007の既定のファイル形式を
当分の間、「97-2003形式」にしておきたい
Word2007やExcel2007、PowerPoint2007等のOfficeの新バージョンが企業内にも徐々に導入されつつありますが、機能面で既に旧バージョンで十分だったり、2007ではユーザインタフェースが一新されたため、従来バージョンに慣れている人ほど使いにくさを覚えたりすることから、今後、しばらくの間は従来までの2003などと新しい2007が企業内に併存し続けるのではないかと見られています。
そこで懸念されているのが、2007ではまったく新しいファイル形式が採用されているため、2007で作成・保存したデータを旧バージョンのWordやExcelで開けなくなるという問題です。
マイクロソフト社では2003などの旧バージョンで2007形式のファイルを読み書きするためのソフト「Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック」を公開しています(第81回「Word2007/Excel2007で作成された文書を旧バージョンで開くには」)が、顧客や取引先などの社外も含めて、すべてのPCの旧バージョンが2007形式のファイルを読み書きできるようになることは期待できないので、例えば、社内のOfficeのバージョンを2007に統一するまでの間、2007側の既定の保存形式を「97-2003形式」に変更しておくと、無用なトラブルを防ぐことができます。
2007の既定のファイル形式はアプリケーション毎に設定する必要がある。Wordの場合、「Office」ボタンをクリックして、メニューから「Wordのオプション」を選択し
「保存」グループにある「標準のファイル保存形式」欄で「Word97-2003文書」を選択すると
以降、新規に文書を作成して保存する際の既定のファイル形式が「Word97-2003文書」形式となる
ただし、いったん、「Word97-2003文書」形式で保存すると、以降、その文書は互換モードで編集することとなり、「SmartArt」や「テーマ」などの2007の新機能を利用できなくなる(「SmartArt」ボタンをクリックすると、2003同様の「図表ギャラリー」ダイアログが開く)
Excelの場合も同様に「Office」ボタンをクリックして、メニューから「Excelのオプション」を選択し
「保存」グループにある「標準のファイル保存形式」欄で「Excel97-2003ブック」を選択すると
以降、新規にブックを作成して保存する際の既定のファイル形式が「Excel97-2003ブック」形式となる
ただし、いったん、「Excel97-2003ブック」形式で保存すると、そのブックは互換モードで編集することとなり、以降、編集可能なシートサイズが65,536行、IV列となる(Wordとは異なり、互換モードでも「SmartArt」や「テーマ」などの新機能は利用可能)