【第126回】
Excel2003/2007で表の見出し行を使って計算を行うには
Excelでは、あらかじめ数値を入力してあるセルを参照して計算を行いますが、本来、「=D5/C5」と計算しないといけないところをうっかり「=E5/D5」というように割るセルと割られるセルを逆に指定してしまい、誤った計算をしてしまうことがあります。
これを防ぐために、Excelには表の最上部にある見出し文字列を使って、「=今年度/前年度」といった数式を設定できる「ラベル計算」という機能が備わっています。
Excelの初期値では「ラベル計算」機能は使わない設定となっていますので、最初に同機能を使用するように設定する必要があります。
また、Excel2007では「ラベル計算」機能がなくなった代わりに、表をテーブルに変換することによって、見出しを使った数式を簡単に設定できるようになりました。
そこで、Excel2003までの場合とExcel2007の場合に分けて説明しましょう。
この数式は割るセルと割られるセルが逆になっているが。一見しただけでは間違いに気付きにくい
表の見出しを使って、「=今年度/前年度」という数式を設定してみたところ
「ツール」メニューから「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログの「計算方法」タブの「数式でラベルを使用する」をチェックする
再度、「=今年度/前年度」という数式を設定すると、今度はきちんと計算結果が表示された。あとはこのセルの数式を表の下のセル範囲にコピーすればよい
Excel2007の場合。表の見出しを使った数式を設定したところ、「#NAME?」エラーとなってしまった
「オフィス」ボタンをクリックして「Excelのオプション」ダイアログを呼び出してみたが、Excel2003までにあった「数式でラベルを使用する」項目がない
表の中にセルポインタを置いた状態で、「挿入」タブにある「テーブル」ボタンをクリックする
テーブルに変換するセル範囲を指定するダイアログがあらわれるので、確認して「OK」ボタンをクリックする
「=」をキー入力した後、セルポインタを移動して、「今年度÷前年度」をあらわす数式を設定すると、自動的に「=テーブル1[[#この行],[今年度]]/テーブル1[[#この行],[前年度]]」という数式が設定される
[Enter]キーを押して数式を確定させると、明細行すべてに「今年度÷前年度」の数式が設定される