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PCまめ知識side-A【第26回】 
過去5年間のExcelの売上げ実績表に
平均成長率を記入する
 

 年度毎の売上げをまとめた表に「前年比」を記入すると、前年度に比べて、売上げが伸びたのか減ったのかがわかりますので、日々の営業活動を分析するうえで役立ちます。さらに、ここ5年間の前年比の平均、すなわち「平均成長率」を計算すると、その間の成長度合いを知ることができます。
 ただし、前年比のように、その値自身がパーセントで示される数値の平均を求める場合は、「AVERAGE」関数ではなく、「GEOMEAN」関数を利用します。その理由と手順を説明しましょう。

 
 
No.1
2000年〜2003年の「前年比」欄に前年の売上げ額で割り算した前年比を入力し、さらに「AVERAGE」関数を用いて、その平均を求めてみた。一見、正しい平均成長率のように見える
 
 
No.2
毎年の売上げ額が10,000千円→5,000千円→10,000千円→5,000千円→10,000千円と極端に変化した例で考えてみよう。「AVERAGE」関数で求めた平均値は「125.0%」となるので、「急激に売上げが伸びている」と判断できるが……
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No.3
この売上げを元に折れ線グラフを描いてみると、「急激に売上げが伸びている」と判断するのが適当でないことがわかる。激しく売上げが上下しているが、「横ばい」と判断するのが適当だ
 

 この例のように、割合の平均値を求める場合は「AVERAGE」関数ではなく、「GEOMEAN」関数を用います。複利計算で利率が変動する場合の平均成長率を計算する場合なども同様です。ちなみに、「「AVERAGE」関数による平均を相加平均(または算術平均)と言うのに対して、GEOMEAN」関数で求める平均を相乗平均(または幾何平均)と言います。
 「GEOMEAN」関数は、「AVERAGE」関数のように「オートSUM」ボタンのプルダウンメニューから選択/入力する(Excel2003の場合)ことはできません。「関数の挿入」ボタンをクリックして、「関数の挿入」ダイアログで選択します(Excel97/2000の場合は「関数貼り付け」ボタンをクリックして、「関数の貼り付け」ダイアログで選択します)。

 
 
No.4
「関数の挿入」ダイアログの「関数の分類」欄で「統計」を選択してから、「関数名」欄で「GEOMEAN」を選択する
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No.5
「関数の引数」ダイアログの「数値1」欄で、前年比が入力されているセル範囲を指定する
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No.6
「GEOMEAN」関数による正しい平均成長率が求められた。「AVERAGE」関数による相加平均値(111.7%)と比べると、2002年→2003年の突出した伸びが弱められた値となっている
 
 図2・図3で示した極端に売上げ額が上下した例で「GEOMEAN」関数を用いて平均値を求めると、「100.0%」となる。これは、図3で示した折れ線グラフを見ても、納得できる値だろう。
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