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PCまめ知識side-A【第89回】
製品価格表の価格を
一律、10%値上げした数値に書き換えたい
 

 Excelで作成した製品価格表がある時、その価格を一律10%アップした数値に書き換えるにはどうすればよいでしょうか?
 誰もがすぐに思い付くのは、現在の価格が入力してあるセルとは別に「改定後価格」といったセルを用意して、そこに「=現在価格×110%」といった内容の数式を設定する方法です。
 現在の価格を残したまま、新価格を表示させるなら、その方法で構いませんが、もし、現在の価格そのものを改定後の価格に書き換えてしまいたい場合は「形式を選択して貼り付け」コマンドの演算機能を利用すると、とってもスマートに処理できます。

 早速、順を追って、説明しましょう。

 
 
No.1
このような価格表がある時、すべての価格を一律10%値上げした数値に書き換えたい
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No.2
値上げ後の価格を求めるために、価格表の余白部分に「110%」または「1.1」という数値を入力して、そのセルを選択したうえで、「コピー」ボタンをクリックする
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No.3
現在の価格が入力してあるセル範囲を選択したうえで、「貼り付け」ボタンの▼をクリックして、「形式を選択して貼り付け」を選択する(または「編集」→「形式を選択して貼り付け」を選択する)
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No.4
「形式を選択して貼り付け」ダイアログの貼り付けグループで「数式」を、演算グループで「乗算」を選択して、「OK」をクリックする
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No.5
価格表の価格がすべて110%をかけ算した数値に置き換わる
 

 価格表の価格を一律10%アップした数値に置き換えるだけであれば、以上で作業は完了です。

 しかし、例えば、上図でセルポインタがあるC5セルを見ると、セルには「\8.1」と表示されていますが、数式バーには「8.14」と表示されています。元々の価格が「\7.4」だったところに110%をかけ算したため、セルには小数点以下2桁の「8.14」が記録されましたが、このセルの書式によって、見かけ上だけ「\8.1」と四捨五入して表示されているワケです。
 価格表をプリントアウトして使うだけであれば、このままでも構いませんが、見積書や請求書などからこの価格表の価格をセル参照して計算すると、思わぬ誤差が生じてしまいます。

 これを避けるには、通常、「ROUND」などの関数を用いますが、それだと結局、計算用のセルを用意することとなって、折角、現状の価格を直接、改定後の価格に書き換えた作業が無駄になってしまいます。
 そこで、ここでは関数を一切用いることなく、数値の小数部分を四捨五入する裏ワザを紹介しましょう。

 
 
No.6
改定後の価格が入力してあるセル範囲を選択した状態で「小数点表示桁上げ」ボタンを1回クリックして、小数点以下2桁まで表示させる
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No.7
「ツール」→「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログの「計算方法」タブの「表示桁数で計算する」をチェックする
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No.8
「データの正確さが失われます。元に戻すことはできません。」といった確認ダイアログがあらわれるので、「OK」を選択する
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No.9
改定後の価格が入力してあるセル範囲を選択した状態で「小数点表示桁下げ」ボタンを1回クリックして、小数点以下1桁の表示に変える。各セルに記録されている値自体も小数点以下1桁に変わる
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No.10
このままの状態だと、以降、計算が正しく行われないので、再度、「オプション」ダイアログを呼び出して、「計算方法」タブの「表示桁数で計算する」のチェックを外しておくのを忘れないように
 
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