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PCまめ知識side-A【第90回】
いつも直前行までの合計を求めるように
数式を設定するには
 

 Excelには、合計を求める「SUM」関数などを用いた数式を設定した後に、数式中で参照しているセル範囲の真下あるいは右隣に行や列を挿入して数値を入力すると、数式中で参照しているセル範囲を自動的に拡張してくれる機能が備わっています。
 そのため、集計表の最後に合計を求める数式を設定した後、集計対象となる明細行を挿入しても、たいていは正しい合計値を表示してくれます。

 しかし、この「数式中で参照している範囲を自動的に拡張する」機能には思わぬ落とし穴があります。
 それは挿入したセルに新しい数値をキー入力する代わりに、別のセルをコピーして貼り付けた場合にはこの機能が働かないという点です。

 
 
No.1
C17セルに、2006年11月から2007年8月までのセル範囲の合計を求める数式が「SUM」関数を用いて設定してある
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No.2
17行目に行を挿入して、2007年9月の請求額をキー入力すると……
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No.3
合計を求める数式が参照しているセル範囲が自動的に拡張されて、いま挿入した2007年9月分の請求額も含めた合計額が表示される
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No.4
しかし、2007年9月の請求額を入力する代わりに、同じ請求額だった8月の請求額をクリップボードにコピーして
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No.5
2007年9月のセルに貼り付けた場合は、合計額は元のままで、9月分が含まれない
 

 そこで、あとで集計表の途中に行や列を挿入して、数値を追加する可能性がある場合は、「数式中で参照しているセル範囲を自動的に拡張する」機能に頼らず、なるべく別の方法を利用するようにします。
 具体的には、引数で指定した行・列だけ移動した位置のセルを参照する「OFFSET」関数を用いて、いつも必ず、表の先頭行から合計を求める数式を設定したセルの1行上のセルまでの合計を求める数式を設定します。

 
 
No.6
合計を求めるセルに「=SUM(合計を求めたい先頭セル:OFFSET(この数式を設定したセル
自身,-1, 0)」という数式を設定する
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No.7
入力したい値と同じ値が入力してあるセルを選択して、クリップボードにコピーして
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No.8
挿入した行に貼り付けると、貼り付けた値も含めた合計値が計算・表示される
 
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