【第96回】
Excelの「集計」機能による集計結果を元に別の表を作成するには
統計資料などを集計するとき、Excelの「集計」機能を用いると、指定した基準列毎の合計や平均値などを簡単に求めることができます。
しかし、表示を集計行だけに絞り込んで、そのセル範囲を選択したうえで別の場所にコピー&ペイストして、集計行だけからなる表を作成しようとしても、画面上に表示されていない明細行までもペイストされてしまいます。
「書式」→「行」または「列」→「非表示」を選択して、一部の行や列を非表示にしている場合も同様です。非表示にしている行や列を含んだセル範囲を選択して、コピー&ペイストすると、やはり非表示になっている行や列も含めて、ペイストされてしまいます。
世界各国の新聞種類と発行部数の統計表を元に、「集計」機能を用いて、「地域」毎の平均値を求めてみる
「集計の設定」ダイアログの「グループの基準」欄で「地域」を、「集計の方法」欄で「平均」を、「集計するフィールド」欄で「種類」と「発行部数」を選択する
「地域」毎の平均値がそれぞれの地域の最後に挿入される。画面左上の「アウトライン」欄の「2」をクリックする
表示が地域毎の平均値と全体の平均値だけに絞り込まれるので、そのセル範囲を選択して、「編集」→「コピー」を選択して
非表示の状態になっていた国毎の明細行も含めて貼り付けされてしまった
アウトラインや行・列の書式で非表示の状態になっている行・列を除いて、実際に画面上に表示されているセル範囲だけをコピー&ペイストするには、「可視セルだけを選択する」機能を利用します。
呼び出し方や使い方がわかりづらいため、あまり利用されていませんが、こういった場面で役立ちますので、覚えておきたい機能です。
絞り込んだ表全体を選択した状態で、[編集]→[ジャンプ]を選択する
「ジャンプ」ダイアログの「セル選択」をクリックする
「選択オプション」ダイアログの「可視セル」を選択する
実際に画面上に表示されていた集計行だけが貼り付けされる