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PCまめ知識side-B【第18回】 
自分のメールアドレスが記述されていないのに
なぜ、自分宛てに届くの?
 

 メールを送信する際、「宛先」欄や「CC」欄のほかに「BCC」欄にも宛先を指定すると、「宛先」欄や「CC」欄に指定した宛先はもちろんのこと、「BCC」欄で指定した宛先に対しても「BCC」欄で指定した宛先の存在が見えない状態で届きます。
 しかし、ここで疑問が湧きます。なぜ、自分のメールアドレスが記述されていないメールなのに、自分宛てに届くのでしょうか?
 今回はすこし理屈っぽい話になりますが、この謎解きがテーマです。

 
 
No.1

 

     
     
大沢部長宛てに届いたメール。どこにも自分のメールアドレス(osawa@sample.com)が記述されていない!
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No.2

 

     
     
メールのヘッダー情報を見ると、メールの詳細がわかるので、上のメールのプロパティを開いて、ヘッダー情報を覗いてみる。「BCC」で送られてきたという痕跡すら残っていない
 
   インターネットやメールの仕組みをすこしでも勉強されたことがある方であれば、受信したメールの「ヘッダー」部分にそのメールの送信元や送信先、送信経路などが記述されていることはご存じかと思います。
 Outlook Expressなどのメールソフトで、メールの一覧に表示されている「送信者」・「件名」・「受信日時」など、そして、プレビュー領域の真上に表示されている「送信者」・「宛先」・「件名」はすべて受信したメールの「ヘッダー」部の情報に基づいて表示しているものです。
 そのため、一見すると、『メールは「ヘッダー」の「宛先」情報に基づいて配達されている』ように思えますが、これは正しい理解ではありません。メールは「ヘッダー」と「メール本文」のほかに、「エンベロープ」と呼ばれる部分からなり、真の宛先はこの「エンベロープ」部に記述されています。「エンベロープ」とは封筒(envelope)の意味です。封筒の中に「お客様各位」宛てのDMが入っていて、実際の送付先は封筒の表側だけに記載されている状態をイメージしてみてください。日本郵政公社が封筒を配達する際、当然ながら、封筒の中身は一切見ずに、封筒の表側に記載された宛先だけを見て配達します。インターネットでメールが配達される仕組みも同様です。メール送信時に関係するのは、メールの「エンベロープ」部に記述されているメールアドレスだけで、メールの「ヘッダー」部は一切、関与しません
 だから、メールの「ヘッダー」部の「宛先」が自分のメールアドレスでなくても、「エンベロープ」部に自分のメールアドレスが記述されてさえあれば、そのメールはきちんと自分宛てに届くのです。
 これはメールで「BCC」を実現するために考案された仕組みですが、「BCC」のほかにも、メールニュースやメーリングリストから配信されてくるメールも同じ仕組みを利用しています。
 
 
No.3

 

     
     
山本さん(yamamoto@sample.com)宛てのメールを上司の大沢部長(osawa@sample.com)宛てにもBCCで送信する
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No.4

 

     
     
真の送信先を示す「エンベロープ」部の「RCPT TO:」項目には、メールソフトの「宛先」欄で指定した宛先とともに、「BCC」欄で指定した宛先も指定されている。この状態で、インターネット上に送信される
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No.5

 

     
     
上記のメールが無事、送信先サーバーに届いた時点で、「エンベロープ」部は捨てられ、ヘッダー部と本文だけが保存される。このメールをOutlook Expressなどのメールソフトで受信すると、図1・図2のように表示される
 
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