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PCまめ知識
Windowsには「クリップボード」という標準機能が備わっています。ユーザが「コピー」や「切り取り」を行った際にその対象データを一時的に保管しておく機能で、Windows上のアプリケーションで文字列や図形などをコピーしたり移動したりする際にお世話になっていますが、単一のデータしか一時保管できないところが欠点です。
XP以降のOfficeソフトには、同時に2つ以上のデータを一時保管しておき、その中から選択して貼り付けを行える「Officeクリップボード」という機能が用意されています(XPでは12個まで、2003では24個まで一時保管)。WordやExcel、PowerPointといったOfficeソフト間であれば、自在にデータのやり取りができますが、その名の通り、Officeソフト以外では使えません。
そこで、「Officeクリップボード」のように、「コピー」や「切り取り」を行った対象データを複数個、記憶しておき、貼り付け時に選択できる機能を提供するソフトが公開されています。「ベクター」や「窓の杜」といったダウンロードサイトを見ると、このような「クリップボード拡張ソフト」がいくつも登録されていますが、ここでは扱えるデータの種類がテキストデータに限られているものの、使い勝手のよさで定評のあるフリーソフト「QTClip」をご紹介しましょう。
「QTClip」作者の新井健二(araken)氏のサイトから「QTClip」を選択してダウンロード・解凍する
解凍後の「QTXTCLIP.EXE」を実行すると、タスクバーに「QTClip」アイコンがあらわれるので、まず、右クリックしてショートカットメニューから[ホットキー設定]を実行する
[ホットキー設定]ダイアログの「QTClipをアクティブにするホットキー」と「ポップアップメニューを表示するホットキー」の2箇所にそれぞれの機能を呼び出すためのキーを割り当てる。ここでは、[Alt]キー+[X]キーと[Alt]キー+[Z]キーをそれぞれに割り当てた。これで準備は完了
試しに、Webブラウザを起動して、適当なサイトを開き、何箇所もの文字列を順次、コピーしてまわる
文字列を貼り付けたいアプリケーション(ここではOutlook Express)に切り替えて、文字列を貼り付けたい位置で先ほど「ポップアップメニューを表示するホットキー」に割り当てたホットキー([Ctrl]キー+[Z]キー)を押すとショートカットメニューがあらわれるので、[クリップボード履歴]から貼り付けたい文字列を選択する
選択した文字列がカーソル位置に挿入された。同じような手順で、次々と「クリップボード履歴」から一時保存してある文字列の貼り付けを行える
丸付き数字やローマ数字のほか、今日の日付や現在時刻などもポップアップメニューから選択入力できる(丸付き数字やローマ数字は機種依存文字なので、メールで使用する場合は注意が必要)
「クリップボード履歴」の内容は「QTClip」を終了すると、消えてしまう。自分の住所やメールアドレス、定型的な挨拶文など、いつも使う文字列や文章は「テキスト履歴」に登録しておくとよい。 「QTClipをアクティブにするホットキー」に割り当てたホットキー(ここでは[Ctrl]キー+[X]キー)を押すと、[QTClip]ダイアログがあらわれるので、画面下部の「クリップボード履歴」から上部の「テキスト履歴」にドラッグ&ドロップで移動しておく。次回「QTClip」を起動した際、「クリップボード履歴」はクリアされているが、「テキスト履歴」の内容はそのまま残っている
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