【第92回】
Office2007に添付しているIME2007で
かな漢字変換するのが異様に遅い!
Office2007をインストールするか、あるいは、Office2007がプリインストールされているPCでは、「Office IME2007」がかな漢字変換を行う既定のIMEとして設定されています。
Office IME2007は、変換アルゴリズムを一新して、従来以上に高い変換精度を実現しているほか、JIS X 0213:2004(拡張漢字)の入力に対応している、予測入力の機能を搭載している等、さまざまな特長を備えた最新のIMEですが、いざ読みを入力して変換しようとすると、変換候補が表示されるのに異様に待たされる場合があります。
Office IME2007では通常のかな漢字変換用の辞書のほかに、Outlook 2007の「アドレス帳」やMicrosoft Exchange Server 2007の「グローバルアドレス帳」を変換用辞書として利用することによって、日常的にメールのやり取りをしている人の名前を一発変換できる仕組みが備わっていますが、Outlook2007のアカウントをまったく登録していないと、Office IME2007は「アドレス帳」を探すのに手間取り、余計な時間がかかってしまうことが一因のようです。
そこで、日頃、Outlook2007をまったく使っていないのであれば、Office IME2007のプロパティを呼び出して、Outlook 2007の「アドレス帳」などを利用しないように設定すると、よりスムーズに変換できるようになります。
Office2007添付のIME「Office IME2007」を用いて、かな漢字変換するため、読みを入力する
[スペース]キーを押せば変換されるが、環境によっては変換結果があらわれるのに何秒も待たされる場合がある
言語バーの「ツール」ボタンをクリックして、「プロパティ」を選択する
「Microsoft Office IME 2007のプロパティ」の「辞書/学習」タブの「システム辞書」欄の「Outlook連絡先辞書(姓)」を選択して、「削除」をクリックする
削除を確認するダイアログがあらわれるので、「はい」を選択する
同様の手順で、Outlookの「連絡先辞書」と「グローバルアドレス一覧辞書」をすべて削除する
マイクロソフト社ではこの不都合を解消する修正プログラムも公開・提供しています。
この修正プログラムを適用することによって、「異様に変換時間がかかる不具合」のほか、「PCを休止状態から再開した後、Office IME 2007でかな漢字変換できなくなる不具合」も解消する由ですので、修正プログラムも適用しておいたほうがよいでしょう。
ダウンロードした「office-kb938574-fullfile-x86-ja-jp.exe」をダブルクリックして、実行する(実行後にWindowsの再起動が必要)