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マナーコラム

第5回 「声・話し方の印象…その2

  “マイナス・プラス話法”をご存知ですか。

「○○さんって、明るくて話しやすい人だけど、ちょっとそそっかしいところがあるよね」
「○○さんって、ちょっとそそっかしいところがあるけど、明るくて話しやすい人だよね」
この2つの文章、同じことを言ってはいるものの、受ける印象がだいぶ異なりませんか。

前者は「そそっかしい人」という部分が強く印象に残り、後者は「明るくて話しやすい人」という
部分が印象強くないでしょうか。

また、
「とても美味しいお料理が出るけれど、あまり洒落た雰囲気ではないレストランがあるんだ。行ってみない?」
「あまり洒落れた雰囲気ではないけれど、とても美味しいお料理が出るレストランがあるんだ。行ってみない?」

どちらの言い方をされた方が、そのレストランに興味を持つ人が多そうでしょう。

マイナス要因を先に、プラス要因を後に伝えることで、最終的には相手にプラスの印象を与える話し方を“マイナス・プラス話法”と言います。
プラス要因だけでなく、マイナス要因も伝えなければならない際、このテクニックを取り入れると、相手にはプラス要因側を強く印象付けることになるのです。

ここで、もうひとつ例を挙げてみます。
あなたがバッグを探しに出向いたお店で「欲しいけれど、ちょっと高いなぁ…」と悩む品を見つけました。その商品を店員さんに薦められるシチュエーションを想像してみて下さい。

「こちらのお品は、非常に丁寧な作りで、とても長持ちしますが、お値段は張るんですよ」
と言われるのと、
「こちらのお品は、お値段は張りますが、非常に丁寧な作りで、とても長持ちしますよ」
と言われるのとでは、どちらの言い方をされる方が、その商品を欲しい気持ちが高まりそうでしょうか。

デメリット(お値段が張る=高い)より、メリット(“非常に丁寧な作り”で“とても長持ちする”)を強調されると、その製品に興味が出ますよね。

言葉の順番を入れ替えるだけで、聞いている人に与える印象が変わるなんて、面白いですよね。
この“マイナス・プラス話法”、ぜひお仕事の場面や人付き合いに活かしてみて下さい。

   
  
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