オフィス敬語の正しい使い方

オフィスで何気なく使っている敬語、あっているつもりが実は間違って
いることも・・。あなたは正しく敬語が使えていますか?

「ちょっといま、ホウレンソウいいですか?」

問題:あなたのセリフを、正しい敬語に直してください。

(上司に相談を持ちかけようとしている場面)

「課長、いまちょっといいですか?

解説

「あのとき相談していれば・・・」。
社内の大切なコミュニケーションのミスが、大きなミスにつながることもあります。「ホウレンソウ」は「報告・連絡・相談」の頭文字をとったもので、ビジネスの基本中の基本です。「ホウレンソウ」ができていないと、上司が間違った判断を下すなどの弊害が生じます。タイミングを逃さず、「ホウレンソウ」することが大切です。

だからといって、いつでもかまわず、上司の席の前に行っていきなり話しかけるのはよくありません。気持ちよく聞いてもらうための配慮が必要です。
上司がヒマそうに新聞を読んでいたり、テレビを見ていたり、抜いた鼻毛を眺めていたり・・・なんていうことはほとんどないと思います。話しかけるときは仕事をしていることが多いと思いますので、「少しお時間をいただけますか」「いま、よろしいでしょうか」とひと声かけることが大切です。

 また、フレーズの前にクッションとなる言葉をはさむと、聞いた感じがやわらかくなります。例えば

  「失礼ですが」
  「申し訳ございませんが」
  「恐れ入りますが」
  「恐縮ですが」
  「お手数でございますが」
  「お疲れのところを恐縮ですが」
  「お忙しいところを恐れ入りますが」
  「おさしつかえなければ」

などです。
これらを「恐れ入りますが、いまお時間よろしいでしょうか」のように使います。

いいづらいこと、相手の期待に反することなどを伝える場合、こちらの意見を相手に受け容れてもらいたい場合などに、クッション言葉を上手に使うと、効果的です。

答え

「課長、いま5分ほどお時間よろしいでしょうか。A社の件でご相談したいことがあるのですが。」

フレーズ例

 ○「部長、業務提携の件でお伺いしたいことがあるのですが、少しお時間をいただいてよろしいでしょうか」
○「課長、書類ができましたのでお目通しいただきたいのですが、いまお時間、少々よろしいでしょうか」
○「A社の件で、ご相談させていただきたいのですが、いまよろしいでしょうか」
○「本日の午後、お時間を取っていただけますでしょうか」
※前もってお知らせするのも◎。

NGフレーズ例

×「ちょっとよいですか?」
※「いい」は「よい」のくだけた言い方ですが、「よい」に言い換えても、あまり変わりません。「ちょっと」という表現も、ぞんざいです。
×「課長、いまどうですか?」
※上司の仕事の状況を、部下が「どうですか?」と聞くのは失礼です。
×「部長、いまヒマですか」
※いくらヒマに見えても、こういう言い方は無神経です。
×「お時間をとらせませんので、いいですか」、「すぐ済みますから、いいですか」
※相手の都合を考えていない、一方的な言い方なのでよくありません。

もう1歩

具体的に、「4,5分よろしいでしょうか」「5分ほどお時間をいただけますか?」と言うと、相手も心づもりができてベターです。話が長くなりそうなときは、あらかじめその旨を伝えることが大切です。

さらにもう1歩

「〜の件について」のように、何について時間を割いて欲しいのかを最初に伝えるようにするとよいでしょう。心の準備ができ、相手にも親切です。  
相手が知っているかどうかわからない場合は、「すでにご存じかもしれませんが」「お聞き及びかもしれませんが」などの言葉を添えるとよいでしょう。

最近はどの会社でも「ホウレンソウ」が徹底されています。それは逆に、どの会社でも「ホウレンソウ」が上手にできていないことの表れだとも言えます。
小さな連絡であっても、マメにすることが大切です。まだ結果が出ていなくても、経過報告にも心を配りましょう。細かい報告が多いと相手に迷惑がられると思われがちですが、指示・命令・依頼した上司は報告がマメにあることで、安心するのです。


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