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第5回 〜 セルフケア 〜 PMS(月経前症候群)と上手に付き合いましょう!

今回は、PMS(月経前症候群)についてのお話です。
生理前になると、腹痛や気分がイライラしたり、
体がだるくなったり、などといった症状に
悩まされる女性は多いと思います。

こうした症状にどう対処すれば良いのか?
PMSとどう向き合っていけば良いのか?
川西先生にお話を伺ってみました。

  
イラスト
  
 Q  近年、PMSを訴える相談が増えているそうですが、まずPMSとはどのようなものなのでしょうか?
     
  川西  

PMS(Premenstrual Syndrome)とは月経前症候群といい、生理前の不調や、月経時の下腹部の痛みや体のだるさ、不安定な精神状態、疲労感、顔や手足のむくみなど、多くの女性を悩ませている現代病の一つです。

最近、このPMSに関するカウンセリング相談がとても増えています。もちろんこれは女性特有の症候群なので、相談にいらっしゃる方の大半が女性ですが、中には、「職場にPMSの女性がいるのでうまく仕事ができない。」と、男性の上司や部下の方が相談にいらっしゃるケースもあります。例えば、「ある女性社員の良い時と悪い時の感情の起伏が激しくて、どういうタイミングで仕事を頼んでいいのか分からない。」と、女性の扱いに頭を悩ませていらっしゃるようです。

     
      
 Q   PMSという言葉を耳にするようになったのは、ごく最近のことですよね?
      
  川西  

確かにそうですね。これには女性の社会進出が考えられます。
気が強い女性ほど体力もタフだと思い、夜遅くまで仕事をバリバリこなしてしまいがちです。体の具合が悪い時には、家で横になって休めばいいのですが、「周りに迷惑がかかるから・・・」となかなか会社を休めずにいますよね?また、イライラしている時に仕事を頼まれても、ノーと言えずに引き受けてしまうことがありますよね?こうした女性の社会進出に伴い、PMSの症状はますます悪化し、表立った症候群として取り上げられるようになったのです。

     
      
 Q   相談に寄せられる症状としては、具体的にどのようなものが挙げられますか?
      
  川西  

川西先生まず、1ヶ月のうち女性にとって唯一快適に過ごせる時期というのは、生理が終わってから次の排卵がおこるまでの1週間〜10日間だけしかないといわれています。
ところが、この唯一快適とされている時期すら具合が悪く、1ヶ月通して体調不良を訴える方が多いのです。具体的な症例としては、気分が滅入る、イライラする、胸が張って痛い、腰痛や頭痛がする・・・などなど、「体の調子も気分も悪くて自分でなくなってしまう」と表現される方がいます。
 病院の婦人科で診てもらっても、「全く異常はありませんね。気のせいですよ。」とか「自律神経失調症ですね。」と言われて安定剤や薬だけもらうだけ。でも、本人は"原因が分からないのに違和感がある"ということで、「もしかしたらうつ病なんじゃないか?」と思い込んでしまうのです。そして、どんどん気分が落ち込んでいき、周囲の人に対するケアも出来なくなり、やがて仕事も人間関係も上手くいかず悪循環になってしまうというわけです。

     
      
 Q   PMSの原因としてはどのようなもの考えられるのでしょうか?
      
  川西  

まず生理の周期には、1ヵ月全てひどい時期の中でも、特にひどい時期というのがあり、それがちょうど排卵日とあたっているとPMSとみなされます。
但し、一口にPMSといっても子宮ガンや子宮内膜症からくるケースもありますので、PMSに隠れている本当の病気もチェックしなくてはなりません。

主な原因としては、運動不足、食生活の乱れ(ビタミンやミネラルの摂取不足)、不規則な生活(太陽光を十分に浴びていない)などが挙げられます。太陽光を浴びると脳内からセラトニンという物質が出てきて体が活性化されるのですが、このセラトニンが足りないと、過食気味になったり気分が落ち込んだり鬱になったり、体が夜と勘違いして動かなくなってしまいます。

     
      

Q

  PMSを克服するにはどうしたら良いのでしょうか?
      
  川西  

まず、自分がPMSであるかどうかを見極めることです。意外と自分がPMSであることに気付いていないケースが多く、PMSであることを自覚することが克服の第1歩となります。それから、食生活や生活スタイルを見直し、太陽光を十分に浴びて規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
また、生理の周期やPMSの出方をきちんとチェックし、体調がすぐれない時には、その状況を正しく相手や周りに伝える勇気を持つことです。体調が良いときにはたくさん仕事をし、悪いときには無理をせず体を休めましょう。

      
      

Q

  男性側が気をつけることとしてどういうことが挙げられますか?
      
  川西  

男性が女性の生理のことに介入するのはタブーとされていますが、全くそんなことはありません。むしろ気遣ってあげた方が良いのです。良いときと悪いときのムラが男性よりも出やすいということを理解し、女性のちょっとした態度の変化を察知して対処すれば、お互い気持ちよく仕事をすることができますよ。
この変化を判断するポイントとしては、受け答えや接し方がいつもと違ってぶっきらぼうになったり言葉尻が強くなったりしているとか、食事の種類や量、メイク・髪型・服装などにも変化は表れます。

      
      

  まとめ

      
  川西  

イラスト生理時の下腹部の痛み、不安定な精神状態、頭や腰が重い、手足や顔のむくみ、などに悩んでいる女性はとても多いと思いますが、ご自身の生活スタイルを見直してみてください。夜更かしをせず、規則正しい生活を送っていますか?バランスのとれた食生活を心がけていますか?適度な運動をしていますか?太陽の光を浴びていますか?
自分のために使う時間を作りしっかりケアしてあげることで、仕事もプライベートも充実し、よりハッピーな毎日が送れるようになれるはずです!

      
  
 
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