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うつ病には運動不足とも関係があるのをご存知でしょうか? 今回お話を伺った澤木先生は、運動不足や肩こり腰痛に悩む方々に、症状を緩和する方法を指導するとともに、体と会話をすることの大切さを伝える活動を行なっています。 運動不足になると、また、運動をすると体や脳や心にどのような変化が表れるのでしょうか?
人間の心臓はポンプ役を担っています。実は、足も「第二の心臓」と言われているように非常に大きな役目を果たしているのです。足の方に下った血液を心臓に戻すためには筋肉が必要でこれを筋ポンプ作用といいます。しかし、人間は足から衰えるといわれているように、足をきちんと鍛えていないと健康を害するレベルまで陥ってしまうことがあるんです。筋肉をつくることは、単に体力維持やボディビルダーだけではなく、治療予防や心臓の循環を良くするという役割も果たしているのです。
まず、背骨には脊椎というものがあります。脊椎は、首から胸のあたり(頚椎:けいつい)が前に出っ張り(前彎:ぜんわん)、胸のあたりの胸椎(きょうつい) が後ろに出っ張り(後彎:こうわん)、腰のあたり(腰椎:ようつい)が再び前に出っ張って(前彎)いて、自然なS字型を描いてバランスをとっています。
但し、姿勢が悪いと後彎(こうわん)強くなって肩が前方に出てしまい、肩こりや腰痛を引き起こします。これを解消するためには、壁や柱に手をかけて胸を少し伸ばしてあげると肩が伸びます。これにより、姿勢の改善と肩こりの解消ができるかと思います。
そうなんですよね。実は私が病院でリハビリ指導をしていた時のことです。70歳代の女性が骨折で入院していたのですが、だいぶ回復してきたので、併設されているフィットネスクラブで「ゆっくり歩く」というプールリハビリを始めました。リハビリを重ねていくうちに、少しずつネガティブな気持ちが明るくなり、隣の水泳教室に興味を持ち始めました。そして「今度はそっちをやってみたい」ということで、リハビリが終わってからスポーツジムに入会して水泳を始めたんです。この方は、70歳になって初めて泳ぎを覚えて25メートルのクロールを習得したのですが、以前よりも性格がものすごくポジティブになり明るくなりましたね。このような方は他にも何人もいらっしゃいます。
<プロフィール>
澤木 一貴(さわき・かずたか) ストレングス&コンディショニングコーチ