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対人コミュニケーションは、 ストレスをためないための大きなファクターです。 自己表現トレーニングの背景となる大きな考え方の2つ目は、 「対人コミュニケーション技能は学習の成果」であるということ。
「学習」といえば、「勉強」をイメージされる方も多いと思いますが、 心理学的に言えば、「学習とは経験的に習得されるすべての技能」 というように、「勉強」を含む非常に広い概念です。
「学習」というのは大きくわけると以下の2種類に分類できます。
日本語が使われている環境で育てば、 日本語を話すようになるというようなことです。
親の怒り方を真似する、友人やテレビタレントの話し方を真似する。友人等他者から聞いた話で学習する。テレビドラマや物語(最近ではゲーム)の中の主人公等の、話し方や行動パターンを学習するといったことです。
車の免許を取りたいから教習所に通う、パソコンを使う必要があるから、パソコンの学習をする、上司に自分の意見が言えるようになるようにアサーショントレーニングを受けるといった、本人が意図的に学習を行うという形態です。
対人コミュニケーションの技能は自然な学習の結果であると一般には考えられます。 生まれてから現在までの間で、挨拶をしたりされたり、人に依頼したり依頼されたり、断ったり断られたり、相手を誉めたり誉められたり、文句を言ったり言われたり、嫌味を言ったり言われたり、叱られたり叱ったりといった対人コミュニケーションを何度となく自然に経験してきている、と考えることができます。
しかし、現在は生活が便利になり煩わしい対人コミュニケーションを避けることが容易になりました。また、少子化がまたそれに拍車をかけ、以前に比べると対人コミュニケーションを自然に経験できる場が非常に少なくなってきています。自然な対人コミュニケーションが減少すると、対人コミュニケーションのスキル(技能)を十分に学習しないまま成長していくことが予測されます。
新入社員自身も「どのように話したらいいのかわからない」と悩んでいるケースはよくあります。それまで、そのようなコミュニケーションスキルを学習する機会がなかったから当然と言えば、当然です。
うまくコミュニケーションができないというのは、その部分の学習ができていないというだけなのです。言い換えれば、学習次第でコミュニケーションがうまく行くということでもあります。 今後のビジネス研修では、敬語の使い方といった基本的なマナー研修やパソコン研修だけでなく、「上司がおかしいと思った際に文句を言うスキル」「部下を効果的に叱るスキル」「セクハラの際に抗議するスキル」など、さらにレベルの高いコミュニケーション技能を高める研修も必要であろうとフジスタッフでは考えています。