フジ先生のストレスマネジメント講座

悩みを話して、ストレス解消!

「ストレス解消になるんです!」と、
ギャンブルやショッピングにのめり込み、
ギャンブル依存やカード破産といった事態に展開することも
実際におこっています。

ストレス解消の「手段」としての行動であれば問題ないのですが、
それが「目的」になってしまわないよう注意が必要です。
ストレス解消の要素について、
心理学的な観点から少し考えてみましょう。

悩みを話す!

酒場で愚痴をこぼす、友人と長電話をするといった、日常生活で普通に行っている行動の中に含まれるストレス解消の要素について、心理学的な観点から少し考えてみたいと思います。

自分の抱えている問題を他人に話して、「すっきりとした」経験をお持ちの方は多いと思います。
しかし、自分の抱えていた問題を他人に話したからといって、問題そのものが解決したわけではありません。また、友人と騒ぎさえすればいつもすっきりとする、というわけでもないでしょう。
それでは一体どうしてこのような変化が起こるのでしょうか?

ある課で飲み会がありました。

そこの課長は誰に言わせても「嫌な奴」。出るわ出るわ上司の悪口。
もし、飲み過ぎなければ、翌朝彼らはすっきりとした気分で目が覚めるでしょう。

ここで重要なことは、我慢してきた上司に対する嫌な思いを個人個人が話し、それを全員が受け入れたということなのです。少し大袈裟に言えば、「自分の存在が相手に(無条件に)受け入れられた」という経験が、ストレス解消に大きく寄与したのだと思われます。

悩みを人に話すこと、愚痴を言うこと、によってストレス解消につながるケースでは、「相手から理解された」という要因が大きく関与していると思われます。その証拠に、「誰に話してもすっきりする」というわけにはいかないと思いますし、話す相手によっては余計にイライラさせられてしまうこともありますね。そんな時はたいてい「理解されなかった」と思うものです。

悩みを話すときは「聴き上手」な「友人」に!

悩みを話すことで、ストレスを解消するためには相手に「理解される」ことが重要ですから、話す相手としては「聴き上手」な「友人」がベストであるといえます。理解して貰うためには、聴いて貰うということが前提条件になりますから、「聴き上手」というのは自明のことです。

また、上司、職場の人、家族、友人など、相談相手には選択肢がいくつかありますが、社会的に規定された関係にある職場の上司や家族などには、なかなか個人的な悩みを話しにくいものです。また、相談を受けた方としても社会的な役割に制約され、自由な立場でものが言いにくいという事情があります。したがって、以前から自分のことをそれなりに知っており、社会的なしがらみのない「友人」こそが、ストレス解消を目的とした相談をするにはベストであると考えられます。

喫茶店のマスターや飲み屋のママなども、常連客にとっては「街のカウンセラー」の役割を果たしている場合があるという研究もあります。井戸端会議も一種の「グループカウンセリング」になっているのかも知れません。スナックを渡り歩いて毎日遅く帰ってくるお父さんは、意外にストレスを持っていないかも?!